永久(とわ)にあなたを
[第八章〜繋がる心〜](1/17)



土方ははづきを引っ張ったまま、部屋へと戻った。



「土方さん?どうかした…。」



いつもと様子が違うことに戸惑いつつ、尋ねようとしたができなかった。



気づけば、土方の腕の中にいたから。




いっぱいに広がる
土方の香りと温もり



それは苦しいほどに
愛おしく感じられて……





「土方さ、ん…。離してください。苦しい……。」




胸が痛い
泣きたくなる



これ以上、好きにさせないで




辛くなるだけだから






「やっ、土方さ「好きだ…。」





けれどそれを許さない土方



彼の口から出てきた言葉に

耳を疑った






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