永久(とわ)にあなたを
[第三章〜驚きの連続〜](1/22)




「はづきさんの様子はどうだい、歳?上手くやれてるかな?」


はづきが屯所に来てから一週間が経った。土方は近藤の部屋で話をしている。



「特に変わった所はねぇな。怪しい動きもしてねぇ。」



そう言う土方に、近藤は笑う。
訝しげにそれを見る土方。



「歳、本当は彼女が間者だなんて初めから思ってなかったんだろう?」



この一言に、一瞬瞳が揺らいだ。
しかし、すぐに眉をひそめる。



「そ、そんな訳ねぇだろ。大体、かっちゃんは人を疑わなさすぎるんだよ。その分、俺がやらなきゃいけねぇ。」



土方に痛い所をつかれ、言葉が詰まる。そんな近藤にはお構い無しに話を続ける。



「まぁ、今はとりあえずはづきを信用している。ただ…。」



土方は大きなため息を一つ漏らした。近藤は黙って続きを待つ。















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