澄み渡る浅葱色の空にひらひらと花弁が舞う。
その花弁はあの日の涙のよう。 とどまることを知らない。
いくら愛しい名を呼んでも
綺麗な顔に触れても
唇に口づけを落としても
二度とあなたは目を覚まさない
もう、私の名前を呼んでくれない
その逞しい腕に抱かれることも
あなたの声を聴くことさえも
ーーー私には、出来ない……。