***3
次第に悠への想いは消えていった。
相変わらずお互い、目を合わせる事も話す事も無かったが、
幼い頃の恥ずかしい思い出と変わっていった。
――――――――――
中学3年生の時。
「夏の事が好きなんだけど、俺と付き合わん?」
「…うん、夏も竜也の事好き、付き合いたい」
同じクラスの竜也。
明るくて面白い性格で男女問わず人気な彼は、私にも優しく接してくれていた。
最近では毎日メールも送られて来ていて、何度か遊んだ事もあった。
竜也の優しい所、面白い所、いつの間にか全部が好きになっていて
告白された時はドッキリかと思う程、私はビックリしてしまった。
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