裏のこぴぺ。

●[妄想](1/2)
沙耶ちゃんシリーズ

754 名前:まこと ◆T4X5erZs1g:2008/08/12(火) 23:27:31 ID:mCZocsNx0
バイトしているコンビニには、ふだん夜中に店長はいない。
俺がいい歳なので、店長代理並みに扱われてるからだ。
その信用をいいことに、俺は勤務を中抜けしては、沙耶ちゃんを送り届けるようになった。
もともと心配性ではあったが、それに加えて『大事な人』になったのだから、一時でも目を離したくなかったんだ。
「一緒に暮らしてーなあ」と呟いて、梶に「展開速いっすね」と笑われたこともしばしばだった。

6月の半ば、雨が落ちそうな夜だった。
いつものように沙耶ちゃんを送り届け、アパートの部屋に電気がついたのを見届けて、帰路に着いた。
彼女の家は店から10分ほどしか離れていない。
車を出すまでもないので、雨降り以外は徒歩で往来することにしている。
人気の絶えた歩道を進み、中間地点まで来ると、『坊主の話』で書いたグランドに出た。
坊主の気配はなかった・・・いや、あっても俺にはわからないかw





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