私、可愛くなりました
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もう12月です。
すっかり肌寒い季節がやってきました。
特に大きな変化もなく、平和な毎日を過ごしています。
奏がバスケ部に入って早3ヶ月。
すっかり部員の皆さんと馴染んでるし、奏を見に来る女の子もいるし、相変わらず人気者です。
もちろんスタメンだし、先輩にも可愛がられてます。
私は、隼人くんと仲良くお付き合いしてます!
特に何もしてないけど、一緒に帰ったり、休日にデートしたり…
一緒にいるだけで幸せです!
「ねぇ姫?白峰くんとはどこまでしたの?」
「ん?」
「最後までした?」
最近、真奈がこういう質問をよくしてくる。
「最後って何?」
何の話をしているのかよくわかんない…
「だーかーらー!もう!なんでわかんないの?」
いつもこう言われて終わる。
教えてくれないのー?!
「わかんないよ!主語を言ってよ!」
「あーもう!だから、セッ○スした?って聞いてんの!」
「……せ……っ////」
そんなの…!!
「するわけないじゃんっ…!////」
「はぁ、やっぱりそうなのね…。キスは?」
「し、してない!////」
まだ付き合って一年も経ってないのに、そんなことするわけない!
「だめだこりゃ…。姫、よく聞いて!普通は、そういうこともうしてるんだよ!」
「へっ?////」
そういうことって、つまり……
「もうちょっと女っていう意識持ったほうがいいよ!第一、したいとか思わないの?」
したいだなんて!
「考えたこともないよ!////」
だって、要するに、裸になって色々するんでしょ?
無理だよそんなの!
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