(続)コンビニのお兄サン。
PART1[お久しぶりです。](3/6)



「あーーむっ!」



両手で掴んだハンバーガーを口いっぱいに頬張る瞬間……あぁ、堪らなく至福の時です。



「やっぱり、このチーズが美味しすぎる!」


「本当に美味そうに食うな。
なんか犬みたいだし!」


「い、いぬ?!
ちなみに犬種は犬種はっ?」


すでにハンバーガーを三個は平らげてるカナちゃんが、あきれ笑いを浮かべながら放った一言。



また わんこなんですか、私。


次こそはチワワで……




「んー、犬種っつっても詳しくねーしな。
あ!あれだブルバッグ?」


「それ、ブルドッグでしょ!!
てか、ブルドッグに似てないもん!酷いよカナちゃんまでぇ……。」



ポンっと思い付いたように手を叩いて「それだ、それ」と、カナちゃんまでもが少し前にコンビニのお兄サンに言われた事と同じ事を言いました。


実際あれは、一週間以上引きずりました。


まぁ、私は太郎ですしね。


これまでもこれからも。




「……ん?カナちゃんまで。って事は前もブルドッグって言われた事あんのか?」

ジューと音をたてながらストローをくわえているカナちゃんは少しだけ不思議そうな顔です。



言っていいんですかね。


あぁ、でも詳しくは言いたくない。

私とお兄サンの二人だけの秘密なんだもん。



ごめんね、カナちゃん。



性格の悪い私を許して下さい。



「んー……まぁ、前に一回だけ言われただけだけどねっ。」


「へぇ、そっかそっか。」


あまり深追いしなかった、カナちゃんにほっと感謝です。


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