(続)コンビニのお兄サン。
PART1[お久しぶりです。](2/6)





「……はいっ!
まぁ、新学期も初日だし。今日はこれでおしまい!帰って良いわよ。」



少しだけ長めの始業式を終えた後、2組に戻ってきた私達は新しい担任の女性の先生の簡単なお話と、進路希望書なんかのプリントをもらっただけで、今日の授業は終わりました。



あぁ、
今日のお天気で授業がなくてよかったです。


絶対 寝る自信あります。


左側に見える窓の外に舞う桜を見ながら、無性にぽわぽわしてくる意識を抑えながら荷物をスクールバッグにまとめ終えました。


「よし、かえろ!」








ずかずかずかずか。

バンッ


「お、いたいた 花みっけ!
もー。あたし達は最後までクラス一緒になれなかったな。
まっ、仕方ないか。帰るぞ!!」


振り返った先にいる、この聞き慣れた声の主の登場に思わず ぱーっと顔が綻びました。



あぁ、ほっぺの無駄肉が重い……。


本格的にダイエット始めなきゃなぁ。




「カナちゃん!!来てくれたんだ!そういえばクラス違かったね。残念だよー」


ひとりでベラベラと喋りながら、勢いよく教室のドアを開けて入ってきたボーイッシュな女の子は私の一番の仲良しの友達なんです。



去年の家出騒動(反省してます……。)の後らへんから仲良くなった彼女は、ボーイッシュな雰囲気でかなりの短髪と焼けた肌がよく似合う心優しい女の子なんです。



……怒ると怖いんですけどね。



「そういえばってなんだ、そういえばって!もー三年も通ってるのに、なんで一回もクラスかぶらねぇんだよ。」


「て言っても、私達が仲良くなってから初めてのクラス替えじゃん!仕方ないよ。」


「それも、そうだな。
さ、帰るぞ!今日はバスケ部も休みだから一緒に帰れんだよ。」


嬉しそうに、にかっと笑ってピースをカナちゃんはドアを後ろ手に指さしています。


いつも一人で帰っている私には、嬉しすぎるお話です。


やったー!


「うん!帰ろ帰ろ!」


「よっしゃ、じゃあ 今日はメシ食ってから帰るか!」


「私マックが食べたい!」


「うし、マックで決定だ。」


「わーい!」



笑顔でうなずきあって、私達は教室を後にしました。
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