わがままハニー

……………………………………
ゲレンデマジック(3/7)
……………………………………






ー…




「よし、はけた?」


「こ、これで良い?」


「うん。大丈夫。立ち上がれそう?」



もうしっかりと板をつけた優希くんが、前に立って手を引いてくれる。




「ちょ、ちょっと待って、怖い!」

「最初は俺にしがみついても良いから、立ち上がってちょっとだけ前に重心傾けて」




教わってる身でこんなことを思うのは申し訳ないけれど、優希くんは意外にも優しく教えてくれた。

自分だって滑りたいはずなのに根気よく私に付き合ってくれて、瞬不在のまま少しずつ滑れるようになった。







「瑞希、リフト乗ってちょっと上行こう」

「…リフト…」

「大丈夫だって。ボード外して手で持てば良いから。ほら、行くぞ」

「ま、待って、ぅわっ、」

「瑞希っ!」







イッタい!

なんでこう雪って滑るかなあ!






「ごめんね優希くん!」

「痛いとこないか?もう昼回ってるし一回飯食いにいくか」













- 61 -
……………………………………
back[*][#]next
……………………………………
⇒shiori
/75 n
……………………………………
……………………………………
⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?
……………………………………
[edit]
……………………………………
[←戻る]