Goddess Around The World ヘラの冒険3 金髪のJUJU(ジュジュ)
[第4章『偵察』](1/4)
シャンミュ少佐が突然に姿を見せた!

ジョウのアパート内のジュジュの寝室だ。

ベッドにはピンクと黒の縞模様の肌のまま、深い眠りに就いているムミュ大尉がいた。

幸せそうにスヤスヤと。

少佐がムミュの前に立ち、彼女の左頬を2回軽く叩いた。

「……」

そしてもう一度。

「……、んみゅ、………」

少佐は彼女の猫耳を摘まんで自分の口を近付けた。

「馬鹿もぉーん!!起きろぉー!!」

「ふにゃあー!!」

ピョン!ガチャあン!痛てっ!

ドテッ!ボキャッ!痛あぁい!

ドサッ!ペロペロ…。

先ず飛び上がり、天井にぶつかり、叫び声を上げ、ベッドから転がり落ち、腰を打ち、急いで立ち上がろうとして右足首をひねり、また叫んで、床に尻餅をつき、くじいた箇所を猫のように舌で舐めた。

「あーん!」

ケイトは舐めながら可愛いせつない泣き声を上げた。

「ケイト!!」

「ふにゃ?……!パパ!どうしてここに?」

シャンミュ少佐は急にしゃがみこみ、彼女にに素早く口付けをした。

「んぐ!“ちょっ!止めて!”」

手足をバタバタとして、抵抗を見せていたケイトはすぐに目をトロンとさせて従順となった。

やがて自ら口を離し、立ち上がり、痛めた右足首も気にせず、しゃんとした姿勢で宇宙軍の敬礼をした。

「うむ!ではあちらで報告を聞こう」

少佐はそう言い、ムミュ大尉を正面から抱き締めた。

二人の身体が一瞬で消え去った!

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