Goddess Around The World ヘラの冒険3 金髪のJUJU(ジュジュ)
[第3章『亀裂』](1/8)
ケイトのヘンタイ性へ傾倒する、ジュジュへの愛情を
元々、能天気な性格のジュジュは気にしなかった。
もしも実際にそういう行為を求められたら、キッパリと断ればいい。
仕事が明けての自由な時間。
ジュジュはいつものクラブに行く。
ここに来ると仕事の疲れがぶっ飛ぶ。
でも今まで踊ったことはない。
そこまでの元気はさすがに残っていない。
いつものカウンターコーナーで、タバコを吸いながらカクテルを飲む。
「ジュジュ!おはよ!」
「よ!」
ケイトが後ろから声を掛ける。
笑顔で応えるジュジュ。
「今日は早かったじゃん?」
「いあ、普通だよ。なに飲む?」
「決まってるじゃん」
「マスター!同じものを!」
「もう出来てるよぉ!」
「なにやたら早いしぃ!」
「そうそう」
「はい!ソルティ・ドッグだぉ。お姉ちゃんたちは何度言えば分かるのかなぁ。お姉ちゃんたちのことは全部把握してるんだぁよ」
「なにそれぇ、ある意味キモ」
「うんうん」
「でもお兄さんの作るカクテルって美味しいからヨシとしましょう」
「アタシもオッケー!」
「ごゆっくりと楽しんでちょーよ」
「うん!」
「またね!」
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