デスバイト

五章(1/8)


カノンが来なくなってから一ヶ月。


もう会いに来ないだろうって思った。今日はお母さんがお婆ちゃんの家に用事で来ない。そして体調がいいので、30分だけ病院の庭に行ってもいいと言った。




「拓海くん久しぶりの外だね。」


忙しい中、看護師さんが着いてきてくるた。


「はい。風がきもちいいです。」


そうねと看護師さんが言った。


「あそこに拓海くんのことずっと見てる女の子がいるけど、知り合い?」


僕はもしかしてって思った。







そこには、カノンが立っていた。







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