二章(1/6)
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あれから、カノンは8時ちょうどになったら僕の病室にやって来た。
「明日給料日なんだよね。拓海に何かプレゼントしようかなって思うんだけど、何か欲しいものある?」
彼女は楽しそうに話しかける。どうみたって普通の女の子である。
「いいよ。気持ちだけで十分だって。」
とても嬉しかった。そんなこと言われるの生まれて初めてだから。
「でも、仲良くなれたし。私が頑張って働いたお金だもの。だって人間は、大切な人にプレゼントを贈るのでしょ?」
人間になりたいって、気持ちが伝わってくる。
「そうだけど…。」
「決定ね!」
何あげたら喜ぶかなって、ブツブツ呟いていた。
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