大好きだった (1/5)
卒業式が終わってクラスの担任の卒業の言葉を教室で聞いていた。
あたしはと言うとイスに掛けたブレザーのポケットに入っている彼への手紙をどう渡そうか考えている。
「なあなあ、センセーめっちゃ泣いてんな。」
ふと、後ろから彼に話しかけられた。
あたしが振り返ると彼は涙1つ見えない満面の笑み。
…あたしは彼に会えなくなるのがこんなに辛いのに。
…でもあたしの大好きな彼の笑顔はキラキラしていて、もう明日から見れなくなるのかなと思うと、涙が零れそうになる。
そんなことをしている内に担任の話は終わってて、みんな教室から出るところだった。
彼も友達に…女の子に呼ばれて教室を出て行ってしまった。
あの子は…彼の部活のマネージャー、学年1の美人さんだ。
「手紙渡さなくていいや。」
ブレザーのポケットを探る。
あれ?
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