企画


 








さよならなんて言わないで。重苦しい雰囲気は苦手だよ。だけどバイバイも言ってほしくない。重苦しいのは嫌だけど、そんな軽々しくい気持ちじゃないの。ごめんねなんて言わないで。君はなにも悪くないから。ただ、わたし以外に好きな人がいるだけ。人を好きになるのは自由でしょう?大丈夫だよ、心配しないで。わたしは、泣く方法を知っているから。はじめから、好きだったのはわたしだけ。君は優しいから、断れなかったんだよね。幸せだったよ。君と歩いた日も、君とケンカした日も、君と映画を観ても、君の鼻歌聴こえた距離も、君がいればそれでよかった。よかったの。幸せだった。大好きだった。君がいれば、それだけでよかったはずなのに、馬鹿みたい、だけど気づいたから馬鹿じゃない?何度も言うよ。大丈夫、心配しないで。あなたの幸せなら、願えるよ。ずっと。好きな人とうまくいくといいね。君とあの子はお似合いだって誰がみたってわかるから。人気者の二人のことだから、誰もが羨む二人になるんだろう。そしたらわたしはよかったねって微笑むの。まるで絵本を読む子どもみたい。幸せな二人は、まるでお伽話。ハッピーエンドがお約束なお姫様と王子様。君は王子様でも、わたしは、違ったみたいだね。羨むしかできないの。二人の間にははいれないの。さよならなんて言わないで。だけどバイバイも言ってほしくない。ごめんねなんて言わないで。大丈夫だよ、心配しないで。だから、嘘でも言いから好きだったって笑ってよ。





さよなら




キウイベア」様へ!
Ao.○△□」より。







  
  
⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?
  
  
 B A C K