いじめ撲滅委員会。
[水瀬 暖](1/20)
移動中もずっとずっと、気が気でなかった。





たしかに父さんや母さんのことはショックだった。
あのまま家に居ると狂ってしまいそうだった。
亜里紗に酷い言葉ばかりをぶつけたりもした。

けど、亜里紗が居なくなればいいなんて、いなければいいなんて、ただの1度だって思わない。
考えたことすらないんだから。


だから、亜里紗を殴り、蹴り、それを見ながら笑ってる奴らを見た途端、自分では制御出来ないほどのものが込み上げてきた。









血液が沸騰するような怒りが。


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