[クエスト](1/17)
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『…。』
PM3時になる5分前、駅前のマンションのインターホンの前で私は押すのを少し躊躇っていた。
最寄駅と住所が送られてきて、
目の前だから。と駅から徒歩2分くらいのマンションを教えられた。
3階の305号室、
1人でこいと新田くん言っているらしかった。
ここで挙動不審にしていても仕方ない。
マンションのエントランス、
インターホンで305号室を鳴らすと、
「あーはい。倉橋さん?開けるし3階来て。」
『はい…。』
カチャンとドアが開いた。
エレベーターに乗り込む。
途端に緊張してきて、
素直にここまで来た事を後悔し始めた。
305号室の前についてチャイムを鳴らすとすぐに、
「いらっしゃい。」
休日スタイルの新田くんが、
「俺、かなりやり込んでるから多分倉橋さん無理だよ。」
『お邪魔、します。』
私を部屋に入れた。
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