契約執事

☆[挨拶](1/5)



「お嬢様、朝ですよ」



カーテンが開けられて
眩しい朝日が部屋に射し込む。




「んー。」

いつもと違う一日の始まりに戸惑いながらも、ベットの上で両手を上げて伸びた。




「おはようございます。」


執事が丁寧に私にお辞儀する。



「おはよう。」


この家で誰かと挨拶を交わすなんて久しぶりだ。

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