---

[第三幕](1/28)

---

屯所という所に着き、部屋で待つように言われる
土方さんは濡れた着物を着替えすぐに出て行った
脱ぎ捨てられた着物を手にし素早くたとんだ


華恋「土方さんの部屋なのかな」


きちんと整理整頓されている。彼の性格が現れている

寒い…
戻って来たばかりで火鉢も起こっていない


私は火鉢に近寄り、火を起こした。


それから暫くして土方さんが戻って来た


スッ


襖が開き土方と共に誰か入って来た


土方「火鉢、起こしたのか」


華恋「勝手にすみません」

土方「構わねぇよ。華恋、この人は近藤さんだ此処の局長だ」


近藤「近藤勇だ。話は歳から聞いたよ。大変だったね」


華恋「吉田華恋と申します。深夜に突然申し訳ありません」


近藤「大丈夫だから、頭をあげなさい」


土方「起こして悪かったな。詳しい話は明日する」


近藤「ああ、彼女も疲れているだろうから」


土方さんは頷き近藤さんは部屋から出て行った


土方「華恋、今日はもう何も考えずに休め」


土方さんは立ち上がり押入れから布団を出し敷いてくれた


一組………


土方「今日はもう遅いから俺の布団で我慢しろ。俺は、仕事が残ってるから」


そう言って机に向かい何やら書物を読み始めた



- 27 -

---

前�n[*]｜[#]次�n

---

/106 �n

---

⇒しおり挿入

---

---

⇒作品レビュー
⇒ﾓﾊﾞｽﾍﾟBook

---

[編集]

---

[←戻る]