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見せつけ*理彩](1/6)
私はヨシさんのもとに向かう。
ヨシさんは風俗店を営んでいて、一応社長らしい。
奥さんと娘がいるらしいが、彼の家で二人に出会うことは勿論なく、
私は彼の家庭を知らない。
聞いたところによると、ヨシさんと家族はほぼ絶縁状態らしい。
『おう、理彩。』
小さなあかりが灯る玄関前、チャイムを押すとすぐにヨシさんが出てきた。
いつもの、優しい芳和さんが。
『おじゃましま―す!』
ろくにヨシさんの顔も見ずに私は家に上がり込んだ。
『今日はなんだ?また温に迷惑かけてんじゃねぇーだろうな?』
『迷惑かけられてるのはこっちの方よ!』
ふてくされながら
広いリビングにある大きなソファに腰を下ろして
私は冷たく言い放った。
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