第十二章 罪と罰 まこちんが捕まってから、私は具合の悪い日が続いた。 何だか、胃がムカムカする。 タバコもおいしくない。 ゙なんかおかしいな″ 「りんちゃん、ご飯よー。」 「はーい。」 私は、ご飯を食べようとすると、 「うっ」 もどしそうになり、トイレへとダッシュした。 リビングに戻ると、母が、 「りんちゃん、どうしたの??」 「なんでもない。今日は、ご飯いらないや。」 そう言うと、私は部屋へ戻った。 ゙これって、まさか…″ 私は、急いでスケジュール張をめくる。 ゙やっぱり……。生理が遅れてる…。″ 排卵日を計算すると、排卵日付近は、健は、出張でいなかった。 しかも、その日は、まこちんと逢っている…。 ゙どうしよう…″ ゙もしできてたら、この子はまこちんの子供だ…。″ 私は、急いで妊娠検査薬を買いに行った。 ←( * )|( # )→ しおり ⇒作品?レビュー ⇒モバスペ?Book? BACKHOME |
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