SEX × DRUG
第六章 精神科入門

゛これって別れてる事になるのかな″


注射を打っては、リスカしての繰り返し。


腕には無数の傷跡…


気付いたら、45`あった体重が38`まで落ちていた。


色んな病院を渡り歩く私は、いつしか医師会のブラックリストに載っていた。


勿論、そうなると打ってくれる病院はない。

私が次に目をつけたのが、合法ドラッグ、市販薬、そして、精神科へかかり、不眠症と、いうこで、大量の睡眠薬を貰うようになった。


市販薬の方は、一箱飲むと意識が飛ぶ…と、いう事を精神科の患者さんに教えてもらい、何度も何度も飲んだ。

遂に、飲みすぎて意識をなくした私は、救急搬送され、病院へと運びこまれた。


気がつくと、隣には母がいた。


付き添ってくれつたみたいだ。


目には涙が溢れている。


「りん、お願いだから、もうこんな事はしないで…」


「ごめんなさい、でも、私にもどうする事もできないの…」


「健くんに会って、話をしてみたら」


「…………」


私も、それは思っていた。


そろそろ、健に会う時期なのかもしれない。

会って、はっきりさせなきゃ…


このままじゃ、本当にダメになってしまう…

廃人になってしまう…


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