淫らな官能奴隷〜優〜

 .第11章 敵中突破  1/18

 
「じゃ、いきますよ。」

紫が優のほうを向いて小さく声をかける。

優が黙ってうなずく。

紫ははしごを登って、このフロアに入ってきた重い扉の横のボタンを押した。
機械的な音がして、そのハッチのように天井に覆いかぶさっていた扉が開く。紫が何か手に持っていたものを投げ込んで聞き耳をたてる。

ゴロゴロと、その物体が転がる音だけが響いて、そのままその音も停止した。

「大丈夫みたい。行くね。」

紫が一気にはしごを駆け上がって、亮と優の暮らしていたマンションの寝室に飛び込む。

優はそのあとをついて寝室へと入っていった。


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