絶対不可欠彼氏!
♪イケメンくんと星の裏話(1/13)
♪修大
榊たちが来てから、ずっと具合がよくなかった事実を知った俺は、華雪を家まで送り届けてから、輝、幹也との約束の場所に向かった。
チリン、と可愛いげのある音が鳴る。
待ち合わせた場所は、綾留さんのお店、喫茶PALL。
一番わかりやすくていいだろうということで、ここに集まった。
「あ、来た」
「お疲れー」
「おー…」
いつもとは違う席に座る。
綾留さんにコーヒーを頼んで、一息ついた。
「華雪ちゃんが具合悪いの、知らなかった?」
「体育の時におかしいとは思ってたけど…」
「顔真っ青だったぜ?」
「天上が言うには、榊たちが原因だって…」
「そうとしか考えられないでしょ。
あんなワケわかんない奴らが突然来れば、華雪ちゃんだっておかしくなるよ。
ましてや元カレなんていう立場だし」
ぷいっと顔を背けて、口を尖らせる輝。
その顔にイタズラする幹也にマジでキレた。
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