空に恋を、君に愛を。


   聖夜×嘉蓮


休み時間なのにも関わらず、一生懸命問題を解いている。

後ろを向けば、愛しい君の姿。



問題を解くために伏せた目は睫毛が長く綺麗で、思わず ドキッ とした。




「この問題解けたら俺、かっこよくない?」




悪戯に笑った聖夜が何故か憎らしかった。


本当にその問題は難しくて、数学が壊滅的な私には理解不能だった。




「嘉蓮、なんて顔してんの?間抜けだよ。あ、全然分かんないんだ。」

『なっ、悪い!?』

「顔、真っ赤だよ。」




そりゃ、心臓バクバクですから。

それに間抜けって‥‥。


ただ見とれてただけですけどなにか。


それに、
「なにその百面相。うけるわ。」

『なっ、』

「そんなに好き?俺のこと。見とれちゃうくらいだもんね〜。」

『う、自惚れんな!!』








誰か、このドキドキを止める方法を教えてください、切実に。



(顔真っ赤。かわいーなまったく)

(どうしよ、ドキドキ止まんないっ。)



end.



B A C K×N E X T

B O O K M A R K !





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