[2] 始動 ( 1 / 8 )
チチチ――。
遠くで鳥のさえずりだろう、高い音が耳に響く。
目を閉じていても分かる木漏れ日。
ここは…どこなのだろうか。
ゆっくりと光に目を慣らしながら瞼をあげる。
ログハウス?
目の前に広がったのは茶色い丸太を敷き詰めてできた天井。
すぐ横の壁に取り付けられた押し開け式の窓から木漏れ日が射していた。
森か林の中に作られた小屋のようなものか、と勝手に納得しオレは身を起こす。
「ん」
精一杯の背伸び。
そして、昨日の出来事がオレの脳裏を一瞬でフラッシュバックする。
「ルナ…!!」
そう叫び慌ててオレはログハウスを飛び出す。
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