朔side
あれから数日間俺は床についたままだった。
まあ全身傷だらけで肋骨1本イってたらしいからしょうがないっちゃしょうがないんだけど。
むしろあれだけでよく済んだほうだろう。
「さっくー♪」
それ以上にウザイのがこいつの存在だ。
あれがあってからウザイくらいベッタリしてくる。
「おい偲。俺の視界に入るな」
「じゃあ朔が目を瞑ってればいいよ!俺が手を引くから!」
「言うようになったじゃねぇか」
なんだってこいつはこんなにベッタリしてくんだよ。
朔はため息をつきたい気分だった。