月は綺麗だった

[慣れって怖いな](1/14)


朔side



あの暴露からひと月が経った。


新撰組は今日も騒がしいことに変わりはない。


「うりゃああああ!!」


「当たらねぇっつの」


現在地、新撰組屯所の道場。


打ち合ってるのは偲と沖田。


あれからちょっとは距離を詰めなさいと偲に言われて、名前の呼び方からとりあえず変えている。


基本的に苗字の呼び捨てな。


でも、流石に局長と副長はさんづけで。


「さーくちゃーん」


「?」


「俺らもやろーぜー」


気だるげな様子でやってきた藤堂。


お前、それやる気ねぇだろ。



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