「ん…」
「動かないでください。」
「…タユ?」
「はい、そうです。」
「この、状況は…?」
「狩猟機関の寮内で倒れていた貴方をフクロウさんの家に届けている途中です。ユウリと取引をしました。貴方の治療のために。グラームとチャエさんとシランもフクロウさんの家にいます。」
「は…?」
「理解できなくてもいいです。まずはその口と目を閉じて安静にしていてください。」
「あ、うん…」