「チスイ、シェミ。部屋に来い。」
「…はい」
「はーい…」
チスイは無表情。
シェミは苦笑い。
長に直々に呼び出された二人は、心当たりがありすぎて逆に理由がわからなかった。
「グラームさん、怒ってはいなかったね。」
「そうよね。何の呼び出しかしら。」
とりあえず昼食を食べきることにした。