「チスイ、一緒に昼食べよ!」
「うん、わかった!ちょっと待ってー!」
そんな狩猟機関のハンターであるチスイは、慌ただしく書類を整理し、席を立った。
「シェミ、お待たせ!」
「いやいや、大丈夫よー。で、何にする?」
「…トマトスープにする。」
「悩んだ結果いつも、日替わりスープしか食べないわよね。」
「そんなにお腹空いてないし。メニュー決めるのもなんか面倒だし。」
「うん、チスイじゃなかったらあたし、無理にでも食べさせてるわ。」
「やだ、恐いこと言わないでよ。」
シェミは真っ白の腰まである長髪を束ねながら、食堂の席に座った。
チスイは自分よりも背の高いシェミを追いかけながら、その前の席に座る。
二人ともそれぞれのお盆をテーブルに置く。
「いつも思うけど、シェミってよく食べるね」
「そうかしら?このくらい食べないとやっていけないわよ。」