恋をする、その先に…

♥1章:運命の、グレー糸(1/23)




「えーっと…
 神崎です…」



目の前に並んで座る4人の男に
自己紹介なんかをしてみたが。


神崎ヒメは思う。



「アタシは何やってんだ?」と…。




事の発端は
今朝、大学時代の友人に誘われた合コンに
半強制的に参加する羽目なった事件がキッカケだ。



男女各4人ずつ。


20代前半の女性陣
今が1番彼氏が欲しい年齢だからか
ヒメ以外、全員戦闘モード。


獲物を狩るような目つきで
男達を品定め。



そんな男どもは
揃いも揃って超エリートクラスばかり。



・黒髪メガネのマジメ系弁護士
・ダークブラウンの白衣が似合いそうな爽やか医者
・アッシュグレージュの目つきが悪いクールな社長
・茶髪の金融機関の支店長


…とまぁ。
重たい肩書きのある
濃いメンズばかり。


よくこんなメンバーが
誘いに乗ったなと感心しながら酒が進む。


しかも
20代後半から30代の見事にイケメンばかり。
もちろん女性陣は
この出逢いを逃すまいと必死になっていた。


- 1 -
● 。゜


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