四季恋話

[冬芽](2/10)



後ろからの突然の衝撃には俺の強敵だった睡魔も勝てないようだった。

二、三歩前にでてしまった足を軸に振り返ると、そこには予想していた人物が立っていた。

「おはよ、タカ」

迷惑でしかない行動は一般的には
この"明るく、可愛く、爽やかな挨拶と笑顔ですべて許されてしまうらしい。

しかし、俺的に言うと、迷惑な行動はやはり迷惑でしかない訳である。

軽く睨みをきかせても、軽くスルーされてしまった。
これが十五年一緒に過ごしてきた中で彼女の中で生まれた俺の扱い方なのだろう。

俺がそうしているうちに彼女はさっさと歩みを進めていた。少し早足で彼女に追いつくと、彼女が俺をみて話し始めた。


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