磁石と私。
§[病気を告げましょう](1/11)
《琴祢Side》
海里が学校に姿を現したのは文化祭の2週間後だった。
だけどその海里は以前の海里と違い、車椅子だった。
自分の足で歩いてなかった。
私は海里のもとへ行く。
刹那も一緒だ。
私はおそるおそる海里に聞いた。
「足…どうしたの…?」
海里の足には包帯なんかなかったので骨折ではない事は確かだ。
海里は明るく答えた。
「あ、琴祢…
えへへっちょっとね…」
「そっかそっかぁ…」
私はこれ以上聞いてはいけない気がした。
隣にいた刹那もそうだろう。
だが刹那は今まで私達がずっと聞きたかった事を聞いたのだった。
「今…海里の身に何が起こってるの…?」
刹那の声が震える。
クラス全員がその質問の答えをまっているようだった。
海里は言った。
「ここじゃみんながいるから…明日、病院に来て?
どこかはあとで刹那にメールするから…琴袮も…」
「ぅん、分かった…!」
刹那が精一杯明るく答えようとしているのがわかった。
病院ー…。
間違いなく、海里の体は問題があるのであろう…。
その日、海里は午後から学校を早退をした。
放課後、刹那と刹那は海里からのメールを受け、その病院に行った。
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