磁石と私。
§[思い出作りでも](1/9)
《海里Side》
とうとう9月も残りわずか。
まだ蒸し暑い。
病気はさほど進行してるようには思えなかった。
むしろ病気は治ってるんじゃなぃかと思えた。
体が痺れ、記憶力も視力もほとんどない筋力も落ち、最近頭痛が多い事をのぞけば…。
病気は治ってない。
確実に私の脳は何かによって使えないものになっている。
その事実を受け入れたら私は今すぐ…
死んじゃうのかな?
まるで私は悲劇のヒロイン。
10月は文化祭か…。
9月の体育祭は入退院を繰り返していたので欠席だ。
川上海里は体に異変がある。
そんな噂がどことなく立ち上がる。
あの子もその子も…私が健全者じゃなぃと言う哀れな目で見てる。
別に構わない。
私は悲劇のヒロインだ。
《和雅Side》
放課後のHRで委員長が前に出て司会をしている。
文化祭かぁ〜…。
劇もしなければ合唱もしなくてはいけない。
俺はうなだれた。
俺、指揮者はもう絶対しないからな。
凄く困ったのを覚えてる。
みんなは好き勝手歌うし、まとまらなかったら先生が怒るのは指揮者の俺。
普通、歌う奴が指揮者に合わせるんだろ?
なんで指揮者である俺がみんなに合わせるんだよ。
今だにに少し許せない。俺って小さい奴…。
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