アイス。
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『誰か放送委員やる人いませんか?? 』
私がそう声を掛けても、
みなさん顔を下に向けて黙っております。
うわ、今日中に決まるのかなこれ。
絶対やらなければいけないわけではない委員会。
そりゃ、誰も手を挙げないよね。
きついなぁ...
「なぁ、小島やれば?好きなんだろ、放送とかそういうの。」
何て安藤に言われているのは、
どちらかというと大人しいタイプで
可愛らしい小島 沙耶ちゃん。
声を掛けられた、沙耶ちゃんは驚いた顔をしていた。
『え、え、でも他にやりたい人いるんじゃ』
何て、沙耶ちゃんはオロオロしていたけど
他に手を挙げる人はいなかった。
ほかにやる人がいないと分かると、
少し恥ずかしそうに
『わ、私やります!』
何て沙耶ちゃんは手を挙げてくれた。
沙耶ちゃんが放送委員をやりたいかもなんて全く分からなかった。
す、すごい...安藤。
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