ワールドエンド








ピピピッピピピッピピピッ


五月蠅い目覚まし時計を掴んで時間を確認。時刻は午前6時。そうだった、今日はバイトの日だったな。大きな欠伸を一つ布団からのそのそと這い出ると洗面所に向かった。



朝風呂を終えて首にタオルを掛けながらキッチンへ向かうと光が漏れていた。不審に思ってそこに向かうとトキがエプロン姿で料理に勤しんでいた。



「お早いですね。おはよう御座います洋介様」

「うん。トキ料理出来んの?」

「一応出来ますよ。とは言っても今回はあり合わせの料理ですから限度はありますがね」



フライパンの中を覗くと形の良い目玉焼きが3つ並んでいた。それを見ていたら腹がグルルと鳴り始めて俺はリビングで大人しく待つことにした。




「さあ、出来ましたよ」


テレビの天気予報から目を離しトキを見るとお盆を手にして立っていた。そして次々に料理をテーブルに乗せてゆく。


こんがり焼かれた食パンにウインナー、目玉焼き、コーンスープにサラダとあり合わせにしては上出来な仕上がりの朝食だった。そして味も良い。久しぶりにちゃんとした飯食った。



「お前料理うまいな」

「有難うございます。なんなら僕が口移しで食べさせてあげましょうか?」

「全力で遠慮します」



トキはチッと舌打ちして背を向けると順造の眠る寝室へと消えた。てゆうか舌打ちとか怖っ!俺掘られない、よね…?







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