夜が私をおかしくさせる
[優柔不断に開けられない箱](1/3)

「…!ねぇってば!」

ふわふわとした意識の中

未音ちゃんの声が響き

私は現実に引き戻された。

『え?』

私はうるさい居酒屋にいたまま

現実とさっきまで見ていた

“夢”なのか

なんなのか分からない

懐かしい思い出との間で

少し混乱していた。

そんな私をみて

未音ちゃんは

“しっかりしてよ”

と呆れたように笑った。




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