少年ルシは夢を見る
[vsハート&タツ](1/6)
門が閉まっていく
ハート(外敵を確認すると閉まるドア…発動したってことは近くにいる。象をだせるやつか?)
アリに変身しているアルム
アルム(ずっと潜入してたのが良かった。やっぱりお兄ちゃんと私の魔法はばれてない。天童ならわかったかもしれないけど)
グレー(2人でハートをやる。相手にはまだ俺たちのやり方が理解できてない。)
肩を抑えるハートに向けて2人が次の行動を取ろうとした時…
あまりの殺意に動きが止まる。見るとそれは先ほどグレーに弾き飛ばされた門番
だったと思われる生物
魔法 龍兵
二足歩行の龍。兜からはみ出た長い口。黒、グレーのような体。槍を持ったその姿で殺意を放つ
タツ「どこのどいつだ。俺を蹴飛ばしたのは」
グレー(蹴飛ばした?。されたことを理解しているのか?)
ハート「とりあえず炙りだす」
両手を地面に向けてかざす、と。 炎が吹き出し草木を燃やし広がっていく
アルム「わわ」
アルムはトンボの姿になり空に飛ぶ
ハート(とんぼ?…)
炎が巻き上がり囲む…その炎の一部が一瞬揺らぐ
その場所に向かってタツが槍を投げる
グレー(おら)
やりをかわし持ち手に向けて膝を当てると両手で槍の端を下に落とす
ばきっと音を立てて壊れる槍
タツが変質したその手をそこに向けて振り払う
タツ「見えなくなる魔法だ。多分」
空を切る。そこにグレーはもういない
ハート「でも像も見えたわ。さっき」
タツ「姿を自由自在に変える魔法じゃないか?」
ハート「…まぁいい。魔法のことはこれからわかるわ。問題はなぜ今私を狙ったのか」
アルム(っ)
タツ「お前の魔法が脅威だからか。つまりエデン内部では戦いたくない相手ってことだ」
グレー(一瞬でわかるとは…さすがエデンを守る門番……だが時間はかけられない。さらに幹部がきたらまずい)
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