意欲を育む
★[意欲の無くなる授業](1/12)
読者の皆様は
｢今も忘れられない程、面白かった授業｣
を受けたことはありますか？
｢今も気になって仕方がないこと｣
はありますか？
恐らく｢全く無い｣か｢殆ど無い｣が答えではないでしょうか？
しかしながら、こうなってしまったのは学習者の責任では無いですね。
そう訓練を受けて来てしまったのだから……
《法則的知識》で少し下らないことを話して置きましょう。
人間は複数の《個別的知識》を手に入れると、《仮説》を立て始めます。
例えば、お豆の話で言うと、都草とえんどうを見ただけで｢この形の花には豆がなる｣と信じこんでしまうのです。
そしてその《仮説》の確証を得るたびに《快感》を感じる仕組みなのです。
でも、本当の学習はその《仮説》が《法則的知識》に変わった後にその知識を覆された時に始まります。
｢えっ？どうして？なんで？｣
大人になっても同じです。
ある女性が複数の男性に騙されたとしましょう。
｢男なんて《みんな》こんなもんだ！｣
あれ？これって法則的知識ですね。自然にそういう力を人間は持っているのです。
でもこの女性の幸せは、この法則的知識を覆す男性に出会った時です。
言葉には表せない、素晴らしい恋心が芽生えるでしょう。
｢意外性｣は恋愛のスパイス？まあ、学習心理学からこれは証明出来るわけです。
さて、次回はリンクゲームをやった教諭らが受けて来た学習心理学の授業内容を覗いて行きましょう。
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