キミの虜。

[危険、区域](1/24)

龍崎先輩と出会って次の日。


私はいつもより早く目が覚めて学校に向かった。

こんなウキウキな気持ちになったのは小学生以来だと思う。


早く先輩に会いたい。


その気持ちが私を動かした。



そして昨日出会った時のように、私は裏門に寄り掛かりながらただひたすら先輩を待っていた。



この場所が始まりだから―…。






「…先輩、まだかなぁ〜〜」




空を見ながら私は呟いた。










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