偽装恋愛
■[cut.【03】](1/13)
ズチュ……グプッ、ヌチュ、ヌチュ……
「ひっ……は、ぁ……ぁっぁっ! ゃ、そこ擦っちゃダ、メ……ふっんぁっぁ……」
カーテンの隙間から差し込む、昇ったばかりの太陽の光。
初めてを失った翌朝、私はすでに五度目にあたる行為に鳴かされていた――。
最初の一回目の後、軽く意識を失うように眠りについたものの、次に目を覚ました時に中に入ったままだった柴崎さんの気持ちいいモノが容赦なく動き出したのだ。
それから互いに三度の絶頂を経て、初めての時から数えると、通算五度目の快楽。
「ぁんんんっ! おねが……も、中にださな、で……ゃぁっ、ぁぁぁぁんっ」
私は犬のような四つん這いの格好で、柴崎さんのモノをヒクヒクと締め付けながら背中を仰け反らせる。
「……どうした? ピル飲んでるから問題ないと言ったのは、お前だろ?」
「ぁ、ぅっ……だ、て……お腹いっぱいで、苦し……ふ、ぁっぁぁぁっぁ!!」
後ろから私の耳たぶに噛み付いていた柴崎さんは、その答えを聞くと喉の奥でクスリと笑いを零し、さらに激しく腰を抜き差しし始めた。
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