キャス主な彼氏さん。2
[お塾なふたり](1/13)
*お塾なふたり
『改札なう
寒いなう
いつくる?
寒い
おこ
おこ
おこ』
『おこなの?』
『いやさほど』
学校帰り、塾の最寄り駅でスマホ片手に彼氏くんを待つ私。
キャンディークラッシュをしゅっしゅやりながら、キャンディークラッシュのせいで見えない時刻を腕時計で確認します。
『お〜そ〜い〜!!!!』
かれこれ数分間もうすぐ着くと言い続けている彼にそうLINEを送って、丁度。
「おまたせっ!」
冷たかった右手が自然と温かいようくんの手に包まれて、つめたって彼が驚く。
カイロよこせとたかる私に、顔の位置までコンビニの袋を上げるようくん。
「ん?」
「ほい、おごり」
中を覗くと、温かい熱がふわり。
「あんまん!!!!!!!!!!!!!!」
塾の近くのコンビニにはあんまんは置いてなくて、駅のようくんの学校側の出口のコンビニにはあんまんが置いてあって。
あんまん派な私はいつも買うのを断念するのです。笑
「すき!!!!ありがとう!!」
「……餌付けwwww」
「あんまんが、すき!!!!!」
「え」
塾に着くなりひと口もようくんにあげずに食べました。笑
そんな私たちは週3授業で、塾自体には自習含めて平均週5で通っています。
行く時間が大体いつも合うから駅で待ち合わせて、途中でコンビニ寄ってなんやら買って。
塾着いてばりむしゃ食べて、真面目に予習してわかんないところはようくんのを横から盗み見て。
この章はそんなオールウェイズあっと塾な私たちの、日常会話な章といきましょう(*´`*)
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