痛い......。
体全体が痛い。
寝違えたのか?
てかアラーム鳴らなかったな。壊れたんだろうか。
学校は休みだから問題ないけどな。
「おっきろーー!」
母さんか。
うるさいな。
せっかくの休日なんだ。
まだ寝れるはずだ。
「起きないと朝メシ抜きだぞー」
........それはまずいな。
朝メシ抜きはきつい。
にしても母さんの声がいつもより高い気がする。
「起きないとぶっ殺すぞー」
随分と物騒な起こし方だな。
朝メシ抜きから飛躍しすぎだ。
「起きろっつってんだろうがゴラァァ!!」
「はい、すいません!起きます!起きますって!」
ごめん。現実逃避しようとしてた。
朝起きたら元に戻ってんじゃね?とか思ってた。
でも硬い地面で寝てると分かった時点でね、もう分かってたからね。
「ほら、行くよ。わざわざ荷物をまとめといてやったんだから」
「あれ?朝メシは?」
「あるわけないでしょ。これで我慢しなさい」
差し出されたのは昨日開けたポテチ。
しけっていた。でもおいしかった。
「なぁこのままだと俺ら餓死するぞ。早く食料を見つけないと」
「だから先を急ぐの」
そして躊躇することなく雅美は扉を開けた。
「眩しっ!」
視界が真っ白な光でいっぱいになる。
やがて目が慣れてくると、目の前には.......
「なんだこれ?」
見渡す限りドア。
ドア、ドア、ドア。
真っ白なドアでできた部屋が広がっていた。