DOOR〜自宅からの脱出〜
[脱出ゲーム1](1/3)


「開けるぞ」

さっきゲームでここに入った時、なぜかGAMEOVERになってしまったんだ。


もしかしたら.....ってこともある。


もちろんゲームで見た机と俺の机は全く違うのだけど。


果たしてなにが出てくるのか。


だが"それ"は予想外のものだった。


「なぁこれって風呂だよな」


「お風呂ね」


「うん......いやおかしくね?」


そう、引きだしはお風呂場と繋がっていたのだ。


もちろん俺ん家の。


試しに40℃で設定して、お湯を入れてみた。


[40℃でお風呂にお湯を入れます。お風呂の詮を確かめてください]


「フツーにお湯出てくるな。なんなんだこれ」


15分程度で湯がたまった。


「ねぇ私お風呂入ってもいい?」


「こんな時にか?別にいいけど.....」


というわけで雅美がお風呂に入っている間、俺は部屋の探索を進める事にした。


「特に変なものはないが..........」


部屋中様々な所を見てみたが、さっきの引きだしみたいな隠し扉的なものは見つからない。


「ひろとぉ!バスタオルと替えの服無い?」


「あるわけねぇだろ!ここは銭湯じゃねぇんだぞ!」


とか言いつつタンスから大きめのタオルと自分の学校のジャージを取り出して、ロッカーの中へ投入する。


「ありがとー」と、返事が返ってきた。


全く呑気なものだ。こんな得体の知れない場所で風呂に入るなんてどうかしている。


「お先ー。寛人も入ったら?」


「そうだな」


うん。

やっぱり何事も一旦リラックスするのが大切だ。













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