[誕生日パーティー？⇒1/14]
６月某日。
いつものようにバイトへ向かう。
この毎日も二ヶ月近く続くと慣れていて。
私はいつも通りシフトの予定表を確認した。
【もうすぐ紅葉くんのお誕生日です！
カラオケボックスで皆で誕生日を祝おう☆
参加の人は名前を書いてね♪】
そんなことが書いてある手書きの紙がシフト表に貼ってあった。
これを貼った犯人。
決まってるよね。
「あすちゃん強制参加な〜♪」
嬉しそうな声が真上から聞こえる。
上を向いてみると後ろから覆いかぶさるように紅葉がシフト表を見てた。
真上にある紅葉の顔に下から拳を突き上げた。
「いやお前っ酷いやろ！！」
「つい」
そんないつものやり取りをしていると優樹くんが休憩室に入ってきた。
「俺も行くけど明日香ちゃん行くの？」
「勿論行きます！！」
優樹くんとカラオケかぁ♪
楽しみだなぁ☆
「いや俺の誕生日会やから」
紅葉の声が聞こえるけどそんなの気にしないっ
あれ以来優樹くんと美織さんのあんなようなシーンは見てなくて私は安心しきっていた。
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