☆全力恋愛始めます☆

[駅前からの....⇒1/7]




朝から色んなことがあった駅前に

夕方またメグと2人で来て、

あの人たちを待った。





「詫びって一体何されるんだろうねぇ....」

「私なんだか怖くなってきたよ〜っ」




メグが駅前のロータリーにあるベンチに座ると不安そうな顔をした。



「元はといえば私が突っかかったせいだから私がいれば十分!
メグ帰っていいよ?」



や、やばい。私もなんだかドキドキして手が震えてきた。



「....なーに言ってんの。
明日香は私を痴漢から守ろうとしてくれただけでしょ?それが嬉しかったから私もいる」



かすかに震えてた私に気付いたのかメグはわたしの頭をポンポンとしてにっこり笑ってくれた。



「いい友情だな。」


後ろから聞き覚えがある声がして振り返ると朝会った東海男じゃなくイケメンの方が立っていた。



「えっえ?
あの!あの偉そうな東海男は!?」



またうっかり口をすべらせた私を見てイケメンが少し笑った。



か、かっこいいっ!!



「あいつ今忙しくて比較的空いてる俺が来たんだよ。
時間ないから早くこっち来な」



私達は訳もわからず拒否する間もなくイケメンについて行くことになってしまった。



もしもの時はメグだけでも守らないと!!



私の心はその一心だけだった。





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