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目を覚ますと
部屋の中は真っ暗だった。
「今何時…？」
手探りで携帯を見つけ
時間を確認する。
０時半…、寝過ぎたかも。
そして携帯の灯りを頼りに
部屋の電気をつけた。
体が重くて痛くて
アレは現実だったのだと思い知らされる。
…千空に会いたいよ。
携帯にはメールが３件と着信１件。
千空からはメール１件と着信１件。
８時って…もう４時間も前だ。
携帯を持つ手が震える。
もしかしたら、
バレたのかもしれない。
私が千空を裏切った事。
しかも相手が大地。
捨てられる、
別れてくれと言われるかも。
そんな事しか思い浮かばず
私は中々メールを開けずにいた。
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