王子と天使の恋
[第2章](1/4)
俺の心配は次の日になくなった
俺と伊藤さんが付き合ってる噂は学校で大ニュースになっていたから
さすがにこの噂を否定するのは難しいだろう…
俺は机に伏せて寝たふり
彼女の様子を伺う
寝たふりしてる俺に話しかけるヤツはなく
クラスメイトは彼女に集中攻撃
そんな彼女を見かねて
「は〜い、質問はこれでおしまい!」
宇野が助け舟を出した
そんな宇野は
「まったく自分が原因なのに彼女をほったらかしにするな、ボケ」
そう言って俺の背中を叩く
宇野は伊藤さんに聞いたんだろうな。付き合う事になった経緯を
まだ怒りが治らない宇野を伊藤さんが連れ去った
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