忘れられた囚人と看守
[第2章 脱出](1/7)
死にたくない…。
俺はまだ死にたくない…。
「…い…」
だが、看守が…濱村が死んだのでは俺はこの檻から出ることはできない。「おい…」
このまま飢えて死ぬのだろうか…?
「おい!!大丈夫か!!」
呆然として考えていた俺は鉄格子の向こうに男が立っているのに気づいた。
「大丈夫か!?おい!!返事をしろ!!」
必死に叫んでいる。
見た感じ看守の格好をしている。
おそらく看守なのだろう。
…ん?
…看守?
「…おい!!アンタ…生きてるのか…?生き残りなのか…?」
「こうやって叫んでるんだから生きてるに決まっているじゃないか!!それよりも大丈夫なのか!?」
俺の質問に答えが返ってきた。
この男は生きている…。
俺の他にも生き残りがいた…。
「アンタ名前は!?」
「常道久孝だ。」

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